何もしない嫁に家事をしてもらうには?
2021年6月11日
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「家事をしない夫」が話題に上りやすいものですが、
なかには「妻がまったく家事をしてくれない」というパターンもあるのをご存知でしょうか。
インターネットやSNSで検索してみると、
妻が何もしてくれないと嘆く夫は意外にも多くいるようです。
今回は、妻が家事をまったくしない理由や対処法をご紹介します。
妻がやる気をなくしがちな原因についても解説しますので、
「そういえばうちも」と思い当たった方は、ぜひ参考にしてみてください。
一緒に家事をするためだけに結婚をするわけではありませんが、
何もしてくれないとなればやはり困ってしまいます。
まず、家事を何もしない妻によくあるパターンからご紹介しましょう。
初めのうちは専業主婦として家事・育児を頑張ってくれていたものの、
年々手抜きになってしまうパターンです。このケースでは、
多くの場合子どもの出産を境に家事が手抜きになってしまうことがあります。
育児に忙しいということもありますが、
里帰り出産をした場合は義母が家事を行ってくれていたため、
長く頼りっきりだったころの癖が抜けない場合もあるようです。
この場合、お互いが「このくらいやってくれてもいい・やらなくてもいい」と考えていることもあります。
夫が気付かないだけで、妻は妻なりに頑張っているのかもしれません。
そもそも、人が「綺麗」と感じる程度はそれぞれ異なるため、
お互いに家事についての基準がズレている可能性があるのです。
夫から見ると何もしていないように見えても、
妻なりに精いっぱいやっているパターンもよくあります。
子どもの有無や就業状況にもよりますので、一面だけを見て「何もしていない」と考えるのは危険です。
特に、いきなり「今日は一体何をしていたのか」と尋ねるのは避けた方が良いでしょう。
妻が行っているかもしれない家事については、
段階を踏んで尋ねるようにしましょう。
家事をしたくても、毎日の仕事で疲れてしまうパターンです。
仕事と育児の両立で疲れてしまい、
家事をする体力が残っていないケースは多くあります。
仕事が忙しくて家事まで手が回らない、
という状況は、男女問わず誰にでも起こりうることです。
共働き夫婦の場合は、「家事の分担はどのようになっているか」、
「育児は妻に任せっきりになっていないか」などを改めて思い返してみましょう。
妻が家事をしない理由
続いて、妻が家事をしない理由について、
考えられるものをご紹介します。
ここで挙げられるのは良くある意見の1つですが、
大切なのは理由を推測することではなく、
しっかりと妻自身に尋ねてみることです。
家事が面倒で行わないのではなく、
単純に仕事や育児で疲れてしまい家事ができない、
という理由も十分にあり得ます。この場合は「家事をしていないことに対しての罪悪感はある」という人も多いので、
そうした心情が妻本人のストレスにもなりえるでしょう。
とはいえ、仕事をして疲れているのは妻も夫も同じです。
家事を全くしてもらえないと負担も偏ってしまうので、
上手な分担の割合を話し合ってみるのがおすすめです。
得意・不得意は人により異なるので、元々家事が苦手な人もいます。
妻が家事に苦手意識がある・慣れていないなどの場合は何から手をつければよいのかわからず、
結果として家事から逃げてしまうこともあります。
前述のパターンと同じく罪悪感を持っていることも多いので、
できないことを責めず、少しずつ慣れていってもらいましょう。
夫が家事を得意にしているようであれば、
妻を誘って一緒に行うのもおすすめです。
家事分担に偏りがある家庭では、
妻が「自分ばっかり家事をしている」と考えていることがあります。
家事の分担に不満を持った結果、
段々と家事をしなくなることもあるのです。
妻が家事をまったくしなくなったようであれば、
今一度分担の偏りを考えてみましょう。
特に「見えない家事」は気が付きにくく、
妻は「自分ばっかり面倒な家事をしている」と思っているかもしれません。
妻のやる気をなくす夫の行動
最初は家事に対してやる気があったようであれば、
夫の行動や些細な一言など、何らかの要因でやる気がなくなってしまったのかもしれません。
ここからは、妻のやる気をなくしがちな夫の行動をご紹介します。
妻に家事をすべて任せようとする
共働き世帯が増え家事の分担もされるようになったものの、
まだまだ「家事は女性がやるもの」という男性は少なくありません。
特にそうしたイメージを無意識で持っている夫は、
全ての家事を妻に押し付けてしまいがちです。
1から10まで丸投げされた妻は、当然やる気を削がれてしまうでしょう。
「家事を手伝う」つもりでいるのではなく、
夫も自分のこととして主体的に関わる姿勢が大切です。
妻・夫のどちらにも言えることですが、
やらなければならないと分かっている状態でなじられてしまうと、
余計にやる気をなくしてしまう原因にもなりかねません。
「家事をやらないのが悪い」と考えがちですが、
一度落ち着いて家事をしない原因を考えてみましょう。
これまでに解説した通り、疲れていたり、
育児で手一杯になっていたりする場合もあります。
家事をしない理由も聞かず、妻を怒鳴る・チクチクと文句を言うなどは避けた方が無難です。
夫のなかには、「専業主婦は楽だ・仕事をしている方が大変だ」と考えている人もいます。
最初から専業主婦を希望している女性もいますが、
多くの場合は二人で話し合った結果、
お互いが納得したうえで専業主婦となるでしょう。
にもかかわらず、「仕事をしていない妻」を夫が見下しているケースもあるのです。
このケースでは、妻の家事よりも夫である自分の仕事の方が大変で、
当然偉いのだと考えています。
様々な要因や可能性を踏まえたうえで、
妻が家事をしないときの対処法をご紹介します。
家事を何もしないことに対して苛立ってしまうかもしれませんが、
冷静に段階を踏むようにしましょう。
妻がなぜ家事をしてくれないのかを聞き、
夫からも自分の気持ちを伝えてみます。
お互いの気持ちと要望を明確にしたうえで、
負担が偏らないよう家事分担を話し合いましょう。
話し合いの際は必要な家事を洗い出し、
リストアップすることが大切です。
どのような家事があるのか、
現状ではどちらが何をしているのかを見える化することで、
振り分けやすくなります。
また、人により得意・不得意や家事を行える時間も異なるため、
それぞれの事情を念頭において話し合うのがおすすめです。
苦手な家事を無理やり行おうとしても効率は悪くなり、
ストレスも余計に溜まりかねません。
家事のタスクごとに優先順位や必要な時間を書き出すのも良いでしょう。
どうしても家事ができないようであれば、
どちらかの親と同居することも検討します。
両親に家事を手伝ってもらえれば、
夫婦は家事への負担が減りますし、
両親としては老後の心配もなくなるでしょう。
良いことづくめにも見えますが、
もし夫の親と同居する場合、
決して勝手に話を進めないよう注意が必要です。
両親の同居には難色を示す妻も多く、
話の進め方により、夫婦間に亀裂が生じるかもしれません。
もし抵抗がなければ、妻の両親と同居する方法もあります。
その場合には、妻が両親に甘えてしまい、
余計に何もしなくなる可能性も考えておきましょう。
場合によっては、「同居をするくらいなら」と妻が家事を行ってくれるようになることもあります。
また、将来介護が必要になるかもしれない点についても話し合いが必要です。
どうしても家事についての話し合いが上手く進まない場合は、
思い切って家事を外注してしまうのもおすすめです。
ここからは、家事代行を使うことで、
暮らしがどのように変わるのかをご紹介します。
家事によって夫婦関係が悪化してしまうようであれば、
原因である家事自体を外注するのもおすすめです。
家事代行サービスとは、料理や掃除、洗濯、
片付けといった家事をプロのスタッフが代わりに行ってくれるサービスです。
作業時間には限りがあるため、
あらかじめ行ってほしい家事と、
そのなかでも優先してほしい家事をピックアップしておきましょう。
「まったく家事をしなくてもよくなる」とまではいきませんが、
定期的に家事代行サービスを依頼することで、
綺麗な状態を維持しやすくなります。手の回らない家事のサポートにより、
時間と心にも余裕が生まれるのです。
家事代行で掃除をしてもらうと、
綺麗な状態がベースとなり、その状態を維持しようと考えやすくなります。
1からすべて掃除をしなくても済むので、自分でも掃除や片付けをしやすくなり、
家事の難易度もぐっと下がるでしょう。
もちろん、家事について効率の良い進め方を相談することも可能です。
スタッフの方が掃除をしてくれている間、
手順を見て学んだり、便利なお掃除グッズや片付け方法を学んだりもできます。