食器洗いのスポンジの使い分けは?
2020年9月25日
食器洗いメインのスポンジ、
フライパンなど頑固な汚れに使うスポンジ、
茶シブに強いスポンジなど用途に応じて分けておくと効果的です。
スポンジの素材や形状によって、適した対象は変わってきます。
複数のスポンジを用意して適切に使い分けることで食器洗い時間を短縮できて、
共働き家庭の奥さまにおすすめしたい工夫です。
一般的な食器洗いスポンジは、泡立ちが良いやわらかめの素材で作られています。
陶器やガラスなど幅広い食器に対応できるため、
登場回数が比較的多いスポンジです。
とくにやさしく洗いたいガラスのグラスや小鉢などは、
研磨粒子が入っていないスポンジを使いましょう。
研磨粒子が入ったスポンジは、
カレーやスパゲッティなど油汚れがこびりついた食器に適しています。
ステンレス製タワシは、フ
ライパンや鍋などしつこい汚れをきっちり落としたいときに便利です。
調理器具の焦げ落としとして活用する方法が知られていますが、
IH調理器やてふろんかこうをしてあるものには使えません。
ザルの編み目など細かい部分まで汚れを落としたいときには、
天然素材タワシをおすすめします。
大まかには汚れを落とす用途に活用するのが食器洗い洗剤で、
表面を磨いてなめらかにする用途にはタワシ系アイテムを選びます。
基本の使い分けを意識しておけば食器洗いの最中の使い分けがスムーズになるだけでなく、
台所用品の持ちがよくなる実感を受けるでしょう。
フライパンや鍋の傷みが早いと感じているようなら、
用途に合ったスポンジを使えているか、
今一度確認してみるのはいかがでしょうか。
食器洗いをしながらスポンジを何度も持ち替えるのは面倒なので、
洗う順番を工夫しましょう。
やわらかいスポンジで洗うグラス、
お皿を最初に洗って、全て終わったところでタワシの作業にうつるなど、
進めやすいやり方を決めておきます。
なかなか落ちない汚れを後のほうに作業すると、
つけ置き時間が確保できて、
あまり力を入れなくてもするっと落ちてくれるはずです。
ゴシゴシ力を入れてこする手間がかからなくなるだけでも、
食器洗いの負担を軽減できます。
同じスポンジを使う中でも落としやすい汚れからスタート、
油汚れを最後に持ってくるやり方がスムーズです。
やりやすい洗い方が決まったら家族にも共有しておくと、
誰が担当しても同じようにスポンジを活用できます。
どのスポンジで何を洗うのかを明確にして、
それぞれの役割を共有しましょう。
子供に教えてあげれば、
お弁当箱や水筒など自分が使ったものは自分で洗ってくれるようにもなって、
お手伝い習慣が身に付くこともメリットです。
洗うのはお母さんだったとしても、
洗いやすいように置き場所を工夫してもらうだけで随分と作業しやすくなります。
「スポンジが何個もあると収納場所に困る」「スポンジラックには2個までしか入らない」などでお悩みなら、
シンク上のスペースを活用、吊るす収納を作ってみましょう。
突っ張り棒などで作った水切り棚に小さめのワイヤークリップをいくつかつけるだけで、
簡易的な収納スペースはすぐできます。
スポンジ以外に掃除用ブラシ、
スプレーボトルなども吊るして見せる収納ができますので、
シンクまわりが片付いてキッチンがすっきり片付きます。
スポンジを吊るすことによって湿気がこもりにくくなるメリットもあって、
カビを防止する役割も兼ねるものです。
置く収納ではどうしても水分に触れがちですが、
蛇口より上部に収納する場所を作れば濡れる心配がありません。
吊るすために水分をしっかり切る必要があるため、
使った後に濡れたまま放置しない習慣を作る目的もあります。
ステンレスのネット、フックを買ってくれば、
賃貸マンションのキッチンでも簡単にDIYできるものです。
複数のスポンジを衛生的に管理して使い分ける心地良い暮らしの工夫をはじめてみるのはいかがでしょうか。
もちろん家事代行スタッフであれば、
スポンジの使い分けなどは手慣れたものです。
予め指示しておくと良いでしょう。