将来、シェア事業によって家事がなくなる時代がくる?
2018年4月27日
シェアハウスやソーシャルアパートメント等、
住居に関するシェア事業が増加傾向にある現在。
多人数で生活することで家事をシェア化し、
お互いの負担を減らす効果が望めそうですね。
また、賃貸料金もシェア化されているため、
費用も割安で済むところが魅力と言えます。
欧米では、「出張執事」という家事シェアリング事業が行われており、
一人の執事が、一日数軒の自宅を訪問し、
依頼された家事を代行するというサービスが展開されています。
家事代行サービスのシェア化と言えるかもしれません。
将来、日本においても家事のシェア事業が進めば、
家事がなくなる時代がくるかもしれません。
シェア事業が増えることによって、
家事が0になる時代がくるか調べていきたいと思います。
■増えるシェア事業
家事代行サービスにおいて、欧米では「出張執事」が誕生し、
一人で一日数軒の訪問を行い、依頼を受けた家事を代行するサービスが展開されています。
依頼主自宅の鍵を預かる仕事であるため、とても信用を求められる仕事であり、
出張執事の仕事ができるのは限られた人のみという狭き職業となっています。
事業主は採用試験を受けに来た方達の、過去の違反歴や犯罪歴、学校での素行等を調べ、
さらに面接、プロの家事代行サービスを提供できるようトレーニングを行っています。
狭き職業ですが、とてもニーズが高く、
欧米以外でもその事業を展開していこうとする動きがあるようです。
シェア事業は家事代行サービスに限らず、
カーシェアリング、シェアサイクル、シェア畑、シェアハウス、ルームシェア等々、
様々な視点から事業が展開されてきています。そのうち車は個人の持ち物ではなく、
完全にシェア化されるのではないかという話も聞いたりしました。
このようにシェア事業は日々新しく誕生しており、
サービスも質も向上してきています。
シェア事業が家事代行サービスに当てはめられ、
すべての家事を0にする時代はくるのでしょうか?
未来のライフスタイルについて考えていきたいと思います。
■住居のシェア化
別荘等で展開されているタイムシェアですが、
管理会社が普段の管理をしており、複数人で別荘をシェアし、
それぞれが使用する時間を決めて使うというものです。
個人で別荘を管理するとなると、
とてつもない維持費用がかかることになります。
しかし、複数でシェアすることで、費用を抑え、
管理会社に管理委託をすることで、
お掃除や点検、整備等を代行してもらうことが可能になります。
別荘所有は限られた富裕層のみのものですが、
多様化する就業形態等から、
ホテルさながらのタイムチェックイン・アウトができる住居のシェア化ができれば、
家事が0になることも夢ではなくなるかもしれませんね。
■家事のシェア化
家事のシェアと聞くと、家族で手分けして家事を行うことをイメージされると思います。
家事に費やす時間は、夫と妻では、圧倒的に妻が多いという総務省の調査結果が出ています。
まだまだ日本では男は外で働き、妻は家を守るという古くからの風習が根強く残っていると言えます。
しかし、女性の社会進出が盛んに行われ、
共働きが当たり前の現代に、家事の手分けで夫が少ないというのは不満でしかありませんよね。
家事を多く行う妻に対し、
夫が給料を払ってもいいくらいだと考えている奥様は沢山いらっしゃるのではないでしょうか?
当然の言い分だと思います。家事の負担はとても大きなものです。
特に共働きになると、尚更負担は増えます。お子様がいらっしゃるご家庭であれば、
なにかと母が呼ばれる風習が日本には根強くありますので、
圧倒的に妻にかかる家事負担は多いと言えます。
そこで家事代行サービスの利用が一つの選択肢としてあがってきますが、
将来、この家事が仕事となり、
収入が得られるようになればどうでしょうか?
ただの負担から報酬を得られる仕事となるのです。
現代は収入が伸びず、
減給はあっても昇給はないという話を見たり聞いたりします。
そのため、日本のある都市では、
公務員でも副業を後押しし、
社会貢献活動を広げようという取り組みが行われているそうです。
もし、この副業が盛んに行われるようになれば、
就業形態が多岐に渡る現代において、
時間でシェアできる家事代行サービス業が現れるかもしれません。
そうなると家事が仕事となり、収入となるため、ただ負担となる家事がなくなるかもしれませんね。
ただ、仕事時間が長くなるという欠点が思い当たります。
その欠点をどう改善していくかが事業主に問われてきますね。
■まとめ
シェア事業が増える現代社会において、
近い将来、家事代行サービスのシェア化という事業が現れるかもしれません。
そうすると現在よりも費用面での負担が少なくなり、
利用日数も増え、家事負担が軽減される期待があります。
ニーズが多様化し、副業も求められている社会傾向もあり、
家事が賃金を得られる仕事となる時代がくるかもしれません。