熱中症とコロナ
2020年8月15日
世界中で新型コロナウイルス感染症が広まっています。
自分や家族の命と健康を守るためには、
感染対策はとても重要ですね。
しかし、新型コロナを恐れるあまり他の病気にかかってしまっては意味がないのです。
熱中症は非常に危険な病気ですが、
今年は特に新型コロナの影響で、
より危険が高まっているとの事です。
なぜ、熱中症への警戒が必要なのか、
どうすれば防げるのでしょうか。
熱中症と新型コロナの症状は、
共通するものが多いそうです。
全身倦怠(けんたい)感、
頭痛。吐き気や食欲がないといった消化器症状。
筋肉痛、関節痛、発熱。
これらの症状は、
すべて新型コロナと熱中症で共通して起こると言われております。
新型コロナに特徴的だと話題の味覚異常も、
熱中症でも起こる事もあるそうです。
問題は、熱中症は一刻を争う病気と言えることです。
熱中症の主な原因は、暑熱環境と脱水と言われています。
脱水状態で暑熱環境が加わると熱中症になりやすくなります。
経口補水液を飲んで症状がおさまるようならば脱水症を伴った熱中症の可能性が高く、
そのくらいのレベルなら病院に行く必要は無いかもしれません。
もし新型コロナやインフルエンザのような感染症だったとしても、
経口補水液を飲んで汗をかけば、熱が下がることもあるでしょう。
いったん熱が下がっても、しばらくしてまた熱が上がってくるようなら、
新型コロナを疑って受診されるのをお勧めします。
ところで、いまや外出時の必須アイテムとはいえ、
マスクをすると暑苦しい季節になってきましたね。
マスクが熱中症の原因になることもあるそうです。
マスクをつけると吐く息の熱がこもりやすく、
喉の渇きを感じにくくなり、
水分補給できない(マスクを外して水分を取ることを遠慮してしまう)などの理由で、
脱水になる可能性もあるでしょう。
意識してマスクをはずして定期的に水分をとろう。
マスクをつけて運動をするのは、大人にとってもリスクがあります。
基本的に、運動するときにはマスクはつけないほうがいいでしょう。
ただし、周囲に人がいるときは、
マナーとして何か口を覆うようなものをつけたほうがよいでしょう。
時と場所を考えてマスクの着用を判断して行くことが大切になります。
猛暑が続きますが、熱中症、新型コロナと十分ご注意くださいませ。