お風呂のピンク汚れはカビ?
2020年6月25日
お風呂のピンク汚れの正体は「ロドトルラ」という酵母菌の一種です。
お風呂のピンクカビ汚れはエタノールを使うと効果的です。
一見カビに見えますが、実は酵母菌です。
通常のお風呂用洗剤では落とせても、
水気があればすぐに再び繁殖して広がっていきます。
そのためエタノールなどの消毒液でしっかり除菌しておくことが大事です。
お風呂の床や排水溝などでよく見かけるピンク色をした汚れは、
カビの一種だと思われがちですが、
実はカビではありません。
ロドトルラは、普通に空気中に浮遊している菌で水分のある場所を好むため、
お風呂場はもちろんキッチンやトイレなどでも繁殖します。
カビよりも繁殖スピードが速いので、
水気がある所に付着すると瞬く間に広がっていきます。
付着した時点ではまだ無色なので、
繁殖しているかわかりづらいですが、
3日程でピンク色が目に見えるようになってきます。
ロドトルラはカビではありませんが、
カビは発生しやすい場所に先回りして繁殖するため、
ロドトルラを放置するとすぐにカビが生えてきます。
ロドトルラはカビの前段階の汚れともいえるので、
できるだけ早く除去することがカビ予防にも大切なのです。
また、ロドトルラ自体は人体に無害だとされていますが、
放置して黒カビが生えると特に免疫力の低い高齢者が赤ちゃんなどは、
健康を害する恐れがあるので、早めに除去しておく必要があります。
ロドトルラが付着したお風呂のバスタブや床を、
スポンジやお風呂用洗剤で擦ると簡単に落とせます。
カビとは違って根を張っていないので、
少し擦れば意外とすんなりなくなります。
しかしまたすぐにピンク色に汚れが広がり、
目立ってくるのに気づきませんか?
ロドトルラは、スポンジで擦って一見落とせたように見えますが、
実は菌がまだ残っていて水気があればすぐに繁殖してしまうのです。
ロドトルラを死滅させるには、消毒用エタノールが効果的だとされています。
エタノールをロドトルラが発生している場所に噴霧して、
そのまま数分置いてからシャワーで流すとキレイに除去できます。
更に、まだ付着している場合は、
お風呂ブラシにエタノールを噴霧して、
擦って洗い流してみましょう。
これだけで、しつこかったロドトルラはキレイになくなり、
3、4日経過しても再び発生することがなくなります。
ロドトルラ予防には入浴後の換気が大事です。
ロドトルラはとにかく、水気のある所に付着して瞬く間に繁殖していく菌です。
一度広がるとスポンジで擦って一見落ちたように見えても、
菌は死滅しておらずまたすぐに増殖してしまいます。
エタノールなどで消毒しなければ除去できないため、
できれば発生しないように予防したいものです。
ロドトルラは水気と石鹸カスなどを栄養素としているため、
まず入浴後はお風呂をしっかり乾かすことが大事です。
入浴後にお風呂用洗剤をスポンジに付けて、壁やバスタブ、
シャンプーボトルや洗面器、お風呂用椅子の裏側、
排水溝などをざっと全体的に洗いシャワーでしっかり流しておきましょう。
壁の高い位置まで石鹸やシャンプーの泡が飛んでいる場合もあるため、
スポンジが届かなければお湯で洗い流した後、
浴室の温度を下げるために水でシャワーをかけておきます。
そして、タオルなどで浴室の水気を取り、
窓を開けて乾燥器を回してしっかり換気しましょう。
使用済みのバスタオルには皮脂などが付着しており、
それで拭くと床などに皮脂が付着してしまうため、
拭く際は未使用のタオルを用いるようにしましょう。
毎回の清掃でウンザリという方は、
家事代行サービスを依頼するのも解決の方法の一つでしょう。